筋肉は引き伸ばされると、「筋紡錘」というセンサーが働き、伸ばされないように収縮します。この働きによって、瞬発力のある動きを生み出します。
また、この機能は重力に対して身体を支える筋肉(抗重力筋)にも大きく関わっており、姿勢維持にも関係しています。
ストレッチをすると、一定時間伸ばされることで筋紡錘のセンサー機能が働きづらくなり、そのために対象となる筋肉が収縮を起こさずに伸びて柔らかくなります。ですので30秒位気持ちよく伸ばされている感覚をあじわうと効果が出てきます。その時細胞各所に酸素が行き渡らなくてはいけませんので、力んで呼吸が止まることがないようにします。無理に伸ばしてもいけません。
先日も本を見てストレッチをやっているけれど、これで良いのかわからないというクライアントさんがお見えになりました。検査をしてご自身の症状・お身体に合ったストレッチを覚えて頂き、写メも撮って正しい形・方法を認識して頂きました。