肩が上がらない、ある個所で痛み・引っ掛かりを感じる…。レントゲンを撮っても特に異常は見られない。そのような場合は、肩関節には原因はありません。
むしろ、腕の筋肉や鎖骨・肩甲骨の異常を疑います。指の使い過ぎ、手根骨と前腕の骨のつまり、三角筋の硬化、鎖骨周囲の筋肉の硬化、肩甲骨の硬化・・・。
例えば、上腕三頭筋をつまんで動かすと動く範囲が大きくなったり、痛みの度合いが減ったりすることがあります。
筋肉のある部分が硬化して、筋肉同士の滑走性が悪くなると痛みを発生させる要因となりますが、軽い筋肉への刺激は筋肉を柔軟にし可動性を高めます。良い状態で筋肉を動かすとその動作を脳がインプットして筋肉の動きの連携を変えてくれることで痛みが改善していきます。
そのコツをつかんでいただけると、ご自身で応急処置やメンテナンスができるようになります。その方法をお伝えして日ごろの痛み対策に役立てていただいております。