先日、「“肩甲骨はがし”やって」と言われました。肩甲骨の動きを作るという施術は昔からあり、習った技術の一つである「腱引き」にも肩甲骨の調整が代表的な技の一つとして伝えられています。
肩甲骨という骨はおおまかにいうと逆三角形です。特に3か所の角にあたる部分が凝りやすく調整のポイントとなります。内側の上部の頂点である「上角」という部分に指を入れて動かすことができると、首や肩が劇的によくなられる方も多くいらっしゃいます。反面、ここがとても硬くてなかなか動かないという頑固な肩こりの方も。そういう時は段階的に動きを作っていくことで、「天使の羽根」ともいわれる肩甲骨が動くようになり、コリが改善するだけでなく、肩の正しい使い方ができるようになり、パフォーマンスの向上にもつながっていきます。