例えば、「肘が痛い」という場合、痛む場所が同じであっても、「曲げて痛い」場合と「伸ばして痛い」場合では、原因となる筋肉やその調整方法は違います。
「しばらく湿布を貼っているのだけれど良くならない」というのは、痛みの原因が鎮痛剤が効かない症状である場合か、痛い部分は原因ではないという証拠です。
肘の例えに戻しますと、一つのパターンではありますが、「曲げて痛い」場合は上腕二頭筋を緩ませることで改善され、「伸ばして痛い」は上腕三頭筋を調整することで改善されたりしますし、その逆も然りです。
腰にしても同様で、曲げて痛い場合と反らして痛い場合は違いますし、どちらも痛いパターンは重症化しているともいえます。ぎっくり腰など、激しい痛みのものでも一方向のみの痛みの場合は意外にも簡単に痛みは取れていくものです。
どこが痛いか?だけではなく、「どうすると痛いか?」が改善のための大きなカギを握ります。