日本が西洋式の生活スタイルになっていくにつれ、正座をする習慣がなくなってきました。(お葬式もホールで行いますし、お寺や神社には必ずと言っていいほど椅子が用意されています)。
膝を曲げると痛い方にとっては、とてもやさしい配慮ですばらしいことです。ただ、クライアントさんの中で、朝ご仏前に挨拶をする時正座をしたいなどの要望もあります。状況にもより個人差がありますが、よほど酷い方でない限り、または最近痛くなってきたという方は殆ど普通に正座できるように調整していくことができます。
時間が経過している方については、毎日体操などを取り組んでいただきながら、ちょっとずつちょっとずつ曲げていけるように取り組んでいただきます。
正座をする必要がなくても、正座できる身体とできない身体では当然できる身体の方が良いわけですし、子どもたちには指立て正座も含め、一定時間正座してよい姿勢をとって静かな時を過ごすということもやられるとよいと思います。