この問いに関して、中学校レベルでは、動物細胞には細胞壁と葉緑体と液胞(厳密にいうと肝臓の細胞などにはあるのですが)が無いで○になるのですが、例えば、なぜ液胞がないか?を深堀りすると単なる知識から見え方が変わってきます。
液胞は不要物をためる貯蔵庫です。植物は動物のように糞をしないので(もともと有機物を摂取していないので)体内の不要物を外に出すことができません。そのために活動で生じた不要物を液胞に貯めます。不要物を体外に排出できないというのは、細胞レベルからそうだということですね。
対して動物は排出ができる生き物とみることができます。ですので、液胞は必要ないのですね。つまりは排出行為が大変重要であるということです。便秘が重大な健康被害をもたらすように、悪いものは貯めてはいけないのです。
血流が悪くなると老廃物が流れずに体内にとどまってしまいますし、精神的な内因性ストレスも抱えたままでは体調を崩します。
体内に何を取り入れるかに注視しがちですが、排出・発散が健康に大きく関与しているということを忘れてはいけません。どんなに良いものを取り入れても悪いものが出ていかなければ健康は獲得できないんですね。
適度に身体を動かして血流を良くし、気持ち的に発散していくこと。寒くなっていきますが、健康を保っていくために上手に身体を使っていきたいですね。