セロトニンは精神面に大きな影響を与える神経伝達物質で、不足すると精神のバランスが崩れ、暴力的になったりうつ病を発症したりする原因となります。
現代人の多くは不足していると言われていているのですが、体内では生成されないために良質なたんぱく質を摂取する必要があります。セロトニンはトリプトファンという物質から構成されるのですが、多く含まれる食品は、豆製品、乳製品です。また、トリプトファンからセロトニンに合成するためにはビタミンB₆が必要ですが、玄米、レバー、マグロなどの赤身に多く含まれています。
そして、セロトニンの分泌を促すためには、日光を浴びたり、よく噛んで食事をしたりすることも欠かせません。さらに、セロトニンは強い情動の後に抑制物質としても出てきますので、ストレッチの「イタ気持ちいい」も活性化する要因にもなります。感情が動くことが快になるという観点から考えると、ジェットコースター、お化け屋敷、ホラー映画を好む思考も納得できますね。