感染症の原因となる病原体の実体は、主に細菌とウイルスです。これら病原体は皮膚や粘膜から体内に入り込み感染させます。ただし、健常な皮膚は強力なバリアになっていて、怪我でもして皮膚に傷がつかない限り病原体は侵入できません。ですので、感染ルートの大半は粘膜(口、目、鼻)です。
手で顔の一部を触ると、そこから粘膜を通して病原体が侵入する危険性があるということですね。そしてもう一つ気になるのがスマホ。ポケットに入れておくと、紫外線は遮断され殺菌されず、汗の水分と体温による保温で菌類にとって最高の生育条件が作られます。
衛生学者のジム・フランシスさんの調査によれば、スマホに生息する細菌はトイレの水栓レバーに付着する細菌の約18倍の密度になるそうです。
そこで、マスクなども含め殺菌する器具を購入してみました。使ってみてよかったら院内に置いてみたいと考えています。