例年ですと、この時期は第二土日に行われる町内祭典の準備と練習で慌ただしい夜が続くのですが、今年も昨年同様で神事のみの開催と決定され、静かな夜が続いています。
お祭りは、今のように物資が豊かでなかった頃の町民みんなの楽しみのイベントでした。30年以上前のことを思い出せば、子供心にお祭りは楽しかった記憶が残っています。
いとこも含め、祖父母の元へ親戚が集まります。ご馳走も振る舞われ、境内に行けば日常にはない明るさが。普段はないお店も出ていて、お小遣いももらえるわけですから楽しくないわけがありません。
話は変わりますが、何かの本で、お祭りはその土地への子孫繁栄を図るため合コンの役割を果たしていたとも。そのために男女が恥ずかしがらずに話ができるようにお面が作られたと語られていました。全てではないと思いますが、そう聞くとなるほどなぁという奥の深さを感じます。
時代が変わり、物が豊かになり、楽しみも増え、子供が少なくなった今、祭りの形(自治会運営そのもの全てそうなんですが)も変えていかなくてはという流れもあります。来年こそは何らかの形で開催されると思いますが、どうしていくべきかすごく難しい問題だなと祭りのシーズンを迎えてしみじみ感じました。
人口が減っていく白洲町ですが、いいところもいっぱいあるので、何らかの形で盛り上げていきたいとも考えています。施術と合わせて身体がげんきになる空間なんていうのもいいかなぁと。がんばって勉強します。