野球などでの投げる動作、バレーボールやテニスなどでボールを打つ動作で肩の後面もしくは上腕部分に痛みがある方で、湿布などでアウターの筋肉をケアしても痛みが変わらないという方はこの部分の調整で改善されるケースが圧倒的に多いです。
別の言い方で「腱板」といわれるインナーマッスルの総称ですが、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋が上腕部分で薄く重なり合い、その摩擦で痛くなるものと思われます。
因みにこの筋肉が切れるのが「腱板裂傷」で、60歳位に好発しやすく、40肩・50肩とは区別されます。
この部分のいずれかもしくは複数を緩めると痛みが解消されるケースが多く、これはセルフケアでもやりやすいアプローチになりますので、あとはご自身で調整していただくようお伝えしています。
痛い部分をさわっても改善が見られない場合は、その部分以外に必ずおかしくなっている部分があります。それを見つけてケアすることが痛みの改善につながる例の1つです。