急に腰が…、急に肩が上がらなくなった…など、「急に」痛くなったと感じるような症状もジワジワ悪くなっていった結果ということが殆どです。
細胞レベルでお話しすると、細胞内は細胞外と比較すると陽イオンが少なく、−70mVほどのマイナス電位です。これが、細胞内への陽イオンの流入や細胞内からの陽イオンの流出が減るなどの現象で、細胞内電位がプラスに転じると「活動電位」の発生となり、痛みを感じるようになってしまいます。
この活動電位に達するまでの間は悪くなってきているけど、痛みとして認識できていない状態であるとも言えます。その間は、「調子良くないなー」など何となくの変調は感じるかもしれませんが、はっきりしないために放置しがちです。しかし、一旦「閾値」に達してしまうと、そこからはずっと強い痛みを認識する状態になってしまいます。
そうなる前に対処ができれば、痛い思いをしなくても済みますし、施術も簡単なアプローチで解決してしまいます。
「自分の体は大丈夫」と思いたいところですが、その辺の見極めが難しいかなーと感じています。