身体を前に曲げると激痛が走るといった腰痛の方の多くの共通点は「腹筋群を硬くしている」ことが見受けられます。腹筋というと腹直筋を連想される方も多いかと思いますが、深層筋である大腰筋や腸骨筋なども含まれます。
身体を曲げる、足を上げるなどの日常動作でこれら腹筋群を収縮させて動作を起こしますが、腹筋群が硬くて上手に働いていないと無理をして背面の筋肉を使うことになり、疲弊して痛みが出てきてしまいます。
椅子に座ることが長時間の方は腹筋群が縮んでいることが多いので硬くなりやすいのですが、その他にも早食い、冷たいものの多量摂取なども要因となります。
ですので、デスクワークの方など椅子に座ることが多い方は、少なくとも1時間に1回位のペースで経って少し歩いたり、膝の屈伸をしたりすることや一定時間のウォーキングなどはこれら腹筋群を動かすことになります。