痛くても体は動かした方がいいですかねぇ?とよく聞かれます。状況によるということと、正しい動かし方をするなら動かした方がいい。というのが答えになります。
慢性痛のように痛みのために動かない時間が長時間続くと、筋力は低下し「廃用性萎縮」という状態になります。さらに筋肉を動かさなければ「関節拘縮」になります。
これらが生じると、動きが制限されるのはもちろんのこと、廃用性萎縮を起こした筋肉や関節拘縮が起こった関節の動きを他の筋肉や部位が代償しようとし、負担をかけることで二次的な痛みが出現します。
軽度の有酸素運動を行うと、脳内から「内因性オピオイド」物質が放出され、痛みを抑制することが知られています。しかし、無理して強い運動をしたり、体の状態に適さない質や量をこなしてしまうと逆効果です。当院では、実際に運動を行っていただいて、正しいものを納得の上で持ち帰っていただいています。
体を動かして気持ち良くなりましょう!